今年も暑い季節がやってきましたが、
この時期に注意が必要なことが・・・
脱水症です。
特に小さい子供は脱水症になりやすいと言われています。
しかし、子供は自分で症状を伝えることが難しいですよね?
ということで今回は、
脱水を起こす原因と症状の見分け方
をご紹介したいと思います。
ぜひとも参考にしていただいて、一緒に子供の命を守りましょう!
熱中症についてはこちらの記事がおすすめです。
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子供が脱水症になりやすいのは、以下の5つの原因が挙げられます。
①腎臓の機能の発達が不十分
②成人と比較して不感蒸泄が多い
③自分の意志で水分や電解質補給ができない
④失われる水分の比率が大きい
⑤新生児、小児期の細胞外液は細胞内液よりも多い
と並べてみましたが、
聞き慣れない言葉もあるので、
もう少し詳しく説明したいと思います。
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①腎臓の機能の発達が不十分
子供の腎臓は、成人の腎臓と比べて腎機能が発達していません。
なので、水分や電解質のバランスが
上手く取れないために体液を失いやすく
脱水症を引き起こしやすくなっています。
※簡単に言いますと、
水分が足りなければ濃い尿を、
水分が多ければ薄い尿を排泄する機能です。
②成人と比較して不感蒸泄が多い
不感蒸泄とは、私たちが感じることなく
皮膚や気道から蒸散される水分のことです。
不感蒸泄は、
成人では体重1kgあたり15ml程度ですが、
新生児や乳児では体重1kgあたり25ml程度にもなります。
その為、補わなければならない水分量も必然的に多くなるのです。
③自分の意志で水分や電解質補給ができない
乳幼児は自分の意志で水分補給や電解質補給ができません。
脱水症に対する機能の発達も
不十分なので、保護者がいかに気付いあげられるかがポイントになります。
④失われる水分の比率が大きい
子供は体が小さい分、成人と比較して
下痢や嘔吐によって失われる水分の比率が大きくなります。
なので、感染性胃腸炎などに罹患した際には特に注意が必要です。
⑤新生児、小児期の細胞外液は細胞内液よりも多い
新生児期から小児期は、
体重に占める体液の割合が70~80%に達します。
※成人は60パーセント
体液は細胞内液と細胞外液にわけられますが、小児は細胞外液多くなっています。
体液の喪失は細胞外液から始まるので、
小児は脱水症になりやすいのです。
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子供は自分で症状を上手く伝えることができません。
なので以下のポイントに注意して観察してみて下さい。
・機嫌が悪く泣き止まない
・泣いているのに涙の量が少ない
・おしっこが出ない、尿量が少なく色が濃い
・便が固くコロコロしている
・皮膚がカサカサし弾力がない
・よく水分を欲しがる
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いかがでしたか?
脱水を起こす原因と症状の見分け方
をお分かりいただけましたでしょうか!?
子供の脱水症は、保護者が気付き対応しなければ手遅れになるケースもあります。
ただ、全てを保護者だけで判断するのではなく
子供の異変を感じた際にはすぐに医療機関に相談しましょう。